ゆらら ゆらり
今季一番の冷え込みの朝。
週末も冷たい雨。
少しずつ少しずつ秋も深まって、冬の足音が聞こえてきました。
オクラは夏野菜ですが、この夏の猛暑で、成長がはばかられていたのか、今頃元気に実をたくさんつけ始めています。オクラって、こんなふうに実をつけるんですね。
「おうち時間」で始まった、娘の理科の実験のような野菜づくり。
出窓には水耕栽培。我が家の小さな庭と玄関周りは今大変な事になっています(笑)
私は、所謂「サボテンを枯らす女」なので、こういう事は苦手で。。「私は関与しないよ!」と言いながら、娘が寝坊して朝の水やりをし忘れていると、ついつい甘やかして手伝ってしまいます。枯れちゃったり、くたっとなってるとね。やっぱり、生きてるんだ。。。と思うとね。植物には罪はないしね。
里山も少しずつ秋色に染まっていきます。
ここは私の住んでいるところから、車で5分ぐらいのところ。
多摩センターにお買い物に行く時は、ここを抜け道にすることが多いのですが、
この街に引っ越してきたばかりの頃、私の実家の方に帰ってきたのかと、びっくりしました。
最寄りの駅からだと、新宿に30分ぐらいで出れてしまうところです。
東京都町田市小野路町。
新撰組がお好きな方だと、ご存知の方もおられるかと思いますが、まだ江戸の試衛館時代の若き剣士(近藤、土方 沖田)たちが、この小野路に住む多摩の名主小島鹿之介の邸宅に出稽古に通っていたと言われています。現在も資料館として残されています。
ー当時旅籠だった建物を今は交流館として改築して利用されています。
お庭も眺められて、とても心地良い空間。
程よいお散歩ができるので、このような状況でなかなかいろんな場所に出向けないでいるので、ここのところよく足を運んでいます。
ゴールデンウィークの「おうち時間」にあやかって、我が家もネットフリックスに加入しています。
もちろん話題の「愛の不時着」「梨泰院クラス」も、ズルズルっと見てしまいましたが、いま、一番はまっているのは、「アンという名の少女」。NHKでも放送しているようですね。
「赤毛のアン」のドラマ化。ではないんです。もちろん原作はそうなのですが、かなりインスパイアされている部分もあるし、登場人物も原作にはいない人たちも出てきます。
賛否両論はあるとは思いますが、私はこの作品は、ぜひいろんな年齢層の方々に見て欲しいと思います。NHKではかなり夜遅い時間に放送しているのには、子どもには、んっ❓と思ってしまう表現があるからなのかもしれません。でも、差別や偏見、多様性の問題といった、今だからこそ考えさせられるテーマも盛り込んである作品。娘は、一気に見てしまったようですが、私と旦那さんは1日一話ずつ。
大切に見ていきたい作品です。
もう明日から10月。
ずっと放置していたブログをなぜまた始めようと思ったのには、実は娘との関係に大きな変化があったからです。
明日、娘は内定式に出席します。その前に自分の気持ちをちゃんと整理しておこうと思います。
ちょうど2か月ぐらい前に、私が学生時代を過ごした仙台で知り合った30年来年の親友に送ったメールの抜粋。
○○(娘)の事。
ようやく就職の内定を頂く事ができました。このコロナの状況で就職活動が困難な中、ほっとしていますが、勤務地が遠くになるので、家を出て一人暮らしを始める事になります。嬉しい事だけど、やっぱり寂しいね。
去年の秋にインターンを始めたのだけど。始め、アプリを開発している会社の企画として応募して、3か月ぐらいインターンをさせて頂いていました。コロナの感染が出始めてきた2月末で終了して、でも私個人は、この会社にお世話になるんだろうな。。そうあってほしいな。。なんて考えていたのだけど、本人が「働いてみて、自分のやりたい方向とはなんか違う。エントリーする気はないよ。」と言い出してね。ここから、親娘のバトルというか、言い争いが続いてしまっていました。
親のエゴだとはわかっていても、少しでも名前があって、安心安全な会社に勤めて欲しいと思ってしまうし。○○にもずばり言われてしまったけど、私は基本、「他の人にどう思われるか」ばかりを気にしてしまっているという事を指摘されて、当たっているだけに辛かったです。例えば、ご近所さんや、親戚とかね。
「いろいろ言ってくる人はいるかも知れないけど、でもそういう人は、私の事を本気で心配してくれる人じゃないんだよ。そんな人のために自分の人生を決めたくない。お母さんは、そういう人の言葉に傷ついて、ずっと苦しんでるよね。もう解放されようよ。辛いよね、そうやって生きてると。幸せになろうよ。私は幸せになりたい。」
と、泣きながら言われてしまいました。
私ね。もし 私が○○の年齢の頃に、こんな風に物事を考える事ができたら、どれだけ人生変わっていたんだろうって。いつも自分がどうしたいかというより、他人にどう思われるかで、大事な事を決めて、そして間違ったと感じた時、誰かのせいにして生きてきたんだよね。
○○はソーシャルデザイン、コミュニティデザインの専攻です。ずっとLGBTの問題に取り組んでいて、学内だけではなくて、学外でもイベントや勉強会に参加していました。そういう部分が自分(娘自身)にもあるという事も、私たちに話してくれてはいたから、私も私なりに理解しようと努めていました。
「家族以外の繋がり。血の繋がりではない繋がり。そういう仕組みを作りたい。」
ずっとそう言っていました。詳しく話したら、長くなってしまうので、うまく伝わらないかも知れませんが、もしかしたら、○○は、結婚はしないのかもしれません。だから、私たちは先に逝ってしまうから、真剣に考えているんだろうと。。。LGBTの問題を抱える人々の老後の事をとても憂えています。だからそんな社会問題に取り組む企業を探していましたが、なかなか見つからないし、あったとしても新卒は採用しなかったりと。
そして、探して探してようやくある会社に内定を頂くことができました。。ベンチャーです。社長さんはまだ若くて、社員もたくさんいるわけではないのですが、娘の考えることにとても共感してくれたそうです。私は知識も考えもずっと結婚した頃の30年前で、止まったままだったから、一つの会社に定年まで働き続ける事が美学でした。今の人たちが、経験を積んでスキルアップして、転職したり独立して何かを始めるという事が、どこか絵空事でした。実際、通信で学んでみて、今は変わってきていることは理解できても、なんだろう、歳を重ねると、頑なになるのかな。。
でも応援しなきゃね。人生は一度きりなんだものね。
○○は「ワクワクする!」と言っています。
そうだ。仙台の大学で同期になる子もいるって言ってました。その子も地域コミュニティに関心があって、いずれ仙台に戻って頑張りたいと話しているそうです。
長々と書いてしまいました。ただただ聞いて欲しかっただけなの。ごめんね。
明けない夜はない。と言うけど。このコロナの状況。
長い戦いになりそうです。
必ず会えるって信じています。
どうぞお元気で。
とても恥ずかしいのだけど、こんな娘とのやりとりがありました。
子離れできない母親です。
世に言う毒親なのかもしれないと悩む日もあります。
身体の丈夫な娘ではなかったので、ずっとずっと心配ばかりして子育てをしていました。そんな私を、娘はきっと、心配させないように心配させないようにと生きてきたのだと思います。
もうすぐ巣立つ日が来ます。
ずっと一緒にはいられない。頭ではわかっていても、きっと時々、喪失感を感じて、気弱なことをここに書いてしまうかもしれません。
でも、それでも、子育てを終えて、次のステップに少しでも近付けたら。。
そんな気持ちでいます。
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